おひさま整体にいらしている患者さんは、肩こりや腰痛を訴える人はとても多いです。しかし、背中のコリを訴えるかたは意外に多くありません。ほとんどの方が気付かないままどんどん悪化してしまうようです。今回は背中のこりがすっきりするストレッチをご紹介します。
背中がこる原因とは
肩や腰の痛みは感じやすいですが、あまり感じにくいのが背中のこり。デスクワークが長い方や姿勢が悪い方は、体の背面が丸まった状態が続き、筋肉が硬くなることで血行不良を招きやすくため、肩こりだけでなく背中の凝りも引き起こしやすいです。

もう一つ大きな原因としてストレスが考えられます。現代人にとってストレスを感じないというのは無理…と言い切れるくらい、ストレスを感じやすい日々です。ストレスを感じることは悪いことではないですが、ストレスを感じることによって自律神経の中の交感神経が優位に働きすぎてしまい、自律神経が乱れる原因となります。更に筋肉の緊張状態が続き、凝りが起きやすくなってしまうので、ストレス状態が続くのはあまり望ましくありません。
背中がこることのデメリット
背中がこることによって、上半身を反らす後屈のポーズや背中を動かしにくくなります。ポーズをやってみても思ったより動かせていないと感じる場合は、背中がこっている可能性があります。また、首や肩のこりが悪化しやすくなる、呼吸が浅くなってイライラ・せかせかしやすくなる、自律神経の乱れを感じやすくなるといった症状を感じやすくなります。
季節の変わり目などに体や心の不調を感じやすいのであれば、背中をほぐすこともひとつ解決策となるかもしれません。
壁を使って背中をほぐそう
今回は壁を使ったストレッチ方法をご紹介します。背中のこりを感じていない場合もサクッとできますので、健康的な体づくりのためにぜひやってみて下さい。
<やり方>
1足幅を約1メートル20センチほど開き、両手で壁を押します

2息を吐きながら上半身を前に倒し、背中まわりをグーっと伸ばします

3右側・左側それぞれに体重を乗せ、心地いい強度で刺激を入れてみましょう。30秒ほどキープします

このストレッチは簡単にできますので、朝晩2回できると良いでしょう。
背中をほぐすと全身スッキリ
背中は広背筋と呼ばれる大きい筋肉が付いています。背中をほぐすことによって、一時的に血行が促進されて、スッキリリフレッシュ効果も期待できます。仕事で煮詰まった時、全身重だるい時、秋の長雨でなんとなくスッキリしない時、ぜひ背中をストレッチしてみて下さい。想像以上にスッキリ軽やかになりますよ。是非毎日の習慣にして下さい🍀