妊婦さん、ふくらはぎの筋肉はうまく使えていますか?
重力の影響もあって、下半身は元々むくみやすいもの。重力に逆らって心臓へと戻る下半身の血流は滞りやすくなるのです。下半身の血流は、主にふくらはぎの筋肉が収縮する働きで心臓へと戻っていきます。しかし、妊娠中は妊娠前よりも活動量が減りますし、お腹に振動を与えないような歩き(小股で左右の足をひろげたペンギン歩き)になるため、ふくらはぎの筋肉収縮力が低下して、むくみやすくなります。
酷いこんなむくみはないですか?
足のむくみは全身のだるさ、足のつり、こむら返りなどの症状も引き起こします。また、むくみが酷くなったら要注意です。足だけではなく手や顔にもむくみが生じる、体重が急増、急に立ち上がると立ちくらみやめまいがするなどの症状があったら、一度医師に相談をしましょう。
むくみがあると起きやすい症状
「足が象のようにパンパンになって血管が確認できなくなってきた」
「今まで履いていた靴がきつくて履けなくなってきた」
「靴下の跡がくっきり残るようになった」
「足が重くて、夜中に足がむずむずして何度も目が覚めてしまう」
むくみを和らげる対策①:ふくらはぎのストレッチ
むくみの解消には、ふくらはぎのケアが効果的です。仰向けもしくは座って両足を伸ばす。息を吐きながら片足首を手前に曲げ、もう片方はつま先を伸ばします。息を吸いながら足首をリラックスさせ、再び息を吐きながら足首を反対方向に動かします。これを5回程度繰り返します。
むくみを和らげる対策②:ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎを両手ではさむように、足首から上に向かって(足先から心臓に向かって)、ゆっくりとさすり上げましょう。