アルコールと睡眠の関係とは?
今日はアルコールが体に与える影響について書きたいと思います。脳に繋がる血管には血液脳関門があり、脳に害を与えるような成分や物質は脳内を通さない仕組みになっています。しかし、アルコールや麻酔薬は血液脳関門を通る事が出来るので、脳を構成する神経細胞全体に麻酔効果を発揮します。それで自律神経の働きが鈍くなり、睡眠の質が悪くなるのです。飲酒は脳全体を麻痺させるので、眠くなって寝つきはよくなりますが、睡眠リズムが乱れ、疲れが翌日に残ります。毎日晩酌は、論外だということが分かったかと思います。
アルコールは適量なら、リラックス効果があります。厚労省による適正飲酒量は純アルコール換算で20g程度ですが、肝臓への疲労を考慮し、10g以内に抑えましょう。ビールなら中瓶2分のⅠ本、日本酒なら2分の1合、ワインなら1杯、缶酎ハイなら2分の1缶が目安です。
一般に肝臓が処理できるアルコールは、10gで約1時間半程かかるとされています。これ位の飲酒でも、眠る1時間半以上前には飲み終えておかないと睡眠の質を妨げる原因になります。
アルコールの代謝について説明します。飲んだアルコールの約20%は胃から、約80%は小腸から吸収され、血液に入って体を循環します。その大部分は肝臓で代謝されます。アルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH)によってアセトアルデヒドになります。アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によってアセテート(酢酸)に分解されます。そhしてアセテートは血液によって全身にいきわたり、筋肉や脂肪組織で水と二酸化炭素に分解されてようやく体外に排出されます。
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