子供の健康である秘訣は、同じ事を長時間続けない生活習慣にあります。

最近は、小学校高学年になると、肩こりや腰痛を訴える生徒がみられるそうです。しかし、一般的には肩こりや腰痛を訴える生徒は大人と比べると少ない。

何故、子供は健康で私達大人は不健康になりやすいと思いますか?それは、子供と私達大人との決定的な違いは、生活習慣の違いにあります。子供は、日々の生活において、同じ行動を長時間行う事が殆どありません。それは興味の対象が移り変わり、ある遊びをしているかと思えば、また次の違う遊びをしているからです。

その一方、私達大人は、仕事やスマホなどをする時に同じ姿勢、または同じ行動を長時間行う傾向にある事が多い様です。この子供と大人の生活習慣の違いが、身体の健康に多大な影響を与えると考えられます。 また子供と大人には、関節の柔軟性に違いがあります。子供は成長期で、身体を動かす機会が沢山有るので、関節が柔らかい。一方大人は、身体を動かす機会が少ない上に、同じ姿勢を長時間行う生活習慣の為、関節の柔軟性が低下します。

関節の柔軟性が低下すると、色々な姿勢に身体が対応することが難しくなります。その結果、重心が移動する範囲が狭くなり、重力による負荷が身体の組織に加わりやすくなります。こうして、子供の時に健康的だった身体が、大人になると壊れやすくなります。