皆さん、今日は🤗今日はちょっと筋肉の話を紹介♬
人の筋肉は、加齢によって減っていきます。これはサルコペニアといって、誰しもが避けられない現象です。放っておくと、将来は筋力低下により歩行困難などになるロコモティブシンドローム(運動器症候群)という状態になってしまいます。しかし筋細胞は減っても、トレーニングで刺激することで筋肉を太く、大きくして筋量を保つことはできます。

■「体幹」は「足腰」にどう影響する?

体幹に求められる機能の一つは、「安定力(バランス力)」です。高齢の方で、背中が前に曲がっている人がいますが、それは体幹の筋肉が弱って体の重量を支えられなくなる、つまり安定力が弱くなるのが一因です。そういった人は歩行時の歩幅が狭いのが特徴です。これは、太ももを持ち上げるために働くインナーマッスルが弱ることで生じます。逆に元気な人は、姿勢が良いはず。インナーマッスルの強さが維持できているのです。

また、体幹の安定力が高くなると「体軸」がブレなくなります。すると重心が安定します。その状態でしっかり頭を上げ、膝とつま先をまっすぐ前に向けて階段の上り下りをしたり、歩いたりすると、全身の筋肉に刺激が入ります。つま先と膝をまっすぐ前に向けることで、太ももの内側にある内転筋も鍛えられます。街で観察していると、つま先を外側に向けて歩いている人が多いですが、そういう人は内転筋が使えていません。内転筋は使っていないと徐々に弱ってきて、それが原因で膝を痛める人もいるので要注意です。

■内転筋を鍛えるには「まっすぐ立ち」と「クロス立ち」

内転筋を鍛えるには、前述した通り、つま先と膝をまっすぐ前に向けて歩くことが大事。それ以外でおすすめなのは、正しい姿勢で立ちです。両足を1本の線の上をたどるように前後にそろえて、バランスを取ることです。

見た目はただ立っているだけのようですが、この時、体幹部の筋肉が使われています。それだけでなく、太ももの内側の筋肉が使われているのが分かるはず。左右の足を入れ替えて各1分ずつ、1日1回でもやると次第に体が変わっていくのが感じられるはずです。

 「まっすぐ立ち」。1本の線の上に両足で立つようにする。歩くときもこの1本線を意識するといいです。
もう一歩進んだら、さらに足をクロスさせて立つことにも挑戦してみてください。モデルさんなどには、太ももの間にペットボトルを挟んで、落とさないように力を入れるというトレーニングをしてもらうこともあります。これも、最初は左右の足を入れ替えて各1分、1日1回でいいですから続けてください。こういった運動は、骨盤底筋群にも効きますから、尿漏れの対策にもなります。

「クロス立ち」。足をクロスさせて立つ。太ももの間にペットボトルを挟み、落とさないよう力を入れるのもいいです。
慣れてきたら、何度やってもらってもいいですよ(笑)。この2つだけでも、十分にインナーマッスルと下肢の筋肉を鍛えられます。

私は、仕事や外出する前にやって、姿勢を意識するようにしています。これも最初は1日1回でいいですが、何度やってもらっても構いません。
是非チャレンジしてみて下さい😉
おひさま整体